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私たちには、自分の体の成分ではない細菌、ウイルス、食物、ダニ、花粉などが体の中に入ってくると、
これらを異物として認識して攻撃し排除する仕組みがあります。
この仕組みを「免疫」といいます。
アレルギー反応は、異物に対してこの免疫が過剰に反応し、
自分の体を傷つけてしまう場合をいいます。
主な病気は、花粉症、気管支喘息、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などです。

日本アレルギー学会ホームページでは、「アレルギーの病気」や「アレルギーの病気についてQ&A」コーナーなど一般の皆さま向けに掲載しています。ご活用ください。

日本アレルギー学会


 花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で起こるアレルギーの病気です。日本人の3人に1人が花粉症という報告もあります。症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血などです。このほか、体がだるい、熱っぽい、イライラする、喉や顔、首がかゆい、集中力が低下するといった全身症状を伴うこともあります。
 対策として、マスク、メガネなどで直接、花粉の侵入を防ぐことが有効です。また薬物療法では、点眼薬、点鼻薬などの局所治療や抗アレルギー薬の内服などがあります。さらに最近では、舌下免疫療法という高い効果が得られる根治治療もあります。舌下免疫療法(スギ花粉症の場合)は、1日1回舌下にスギ花粉舌下錠を含んで1分間そのまま保持し、その後飲み込むことを3年間続けることが必要です。花粉症でお困りの方はご相談ください。

アレルゲン免疫療法ナビ

 気管支喘息とは、気道(空気の通り道)が慢性的に炎症を起こしている病気で、多くはアレルギーが関わっているとされています。症状は、一日の中で変動があり、特に夜から明け方にかけて、連続性の咳、ゼーゼーする、息が吐けないなどの呼吸困難感があるのが特徴です。典型例では、これまでの症状や聴診所見で疑いますが、診断をつけるのに時間がかかることもあります。気管支拡張薬の吸入による症状の改善が診断の手がかりとなります。
 また、呼気の一酸化窒素(NO)濃度の測定は診断、治療評価を行う上で有用です。治療は、環境整備や吸入ステロイドを中心とした吸入薬、内服薬、分子標的薬と呼ばれる注射薬(一部の難治例に対し)などです。風邪の後や季節の変わり目に咳が続く場合なども、ご相談ください。

チェンジ喘息

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